過越祭

また、あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。
【新共同訳出エジプト記12章26-27節】

4月15日の夕方から過越祭に入りました。
15日から22日の夕方までがこの期間になります。
この期間中には家の中に酵母があってはならず、毎日マッツァと呼ばれる酵母の入らないパン(クラッカーのようなもの)を食べなければなりません。

我が家は過越祭の一週間前から、酵母の入った食品をチェックし余計に買ってしまわないように気を付けます。うっかりすると買ってしまい、気づかないうちに期間中に酵母の入った食品がストックされているという事態になってしまいます。私は、普段からパンやピザを焼く習慣があるのでイーストを常備していますが、この期間中は敷地外に置いているポストにイーストを入れておきます。配達に来た方は、ポストにイーストが入っているのを見て不思議に思っていることでしょう(笑)

家の中に酵母があってはならないので、もちろん期間中は食パンを食べてはいけません。食パンが朝のルーティンの我が家は少し大変です。

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これが私の作ったマッツァです。これを一週間食べ続けます。
ユダヤ人は18分で作り終えるらしいのですが、我が家は聖書に書いてあることしか行わないのでそこはパスをします。2人分しか作らないのでだいたいその時間内に作り終わりますが。

ところで、今日は過越祭のただ中ではありますが、同時にイースターの日でもあります。イエス様が復活なさった日ですね。そして安息日でもあります。忙しいですね。

今日は、主人と家庭礼拝をし、イエス様の復活を祝いつつ、遥か昔、ユダヤ人が奴隷となっていたエジプトから導き出された日を偲ぶ…そんな一日となりました。

エス様は世にいらっしゃった間、どのような過越祭を過ごしていたのでしょうか。
神様の御心にかなった過越祭はどのようなものでしょうか。神様の求める主の祝祭日とはどのようなものでしょうか。私は考えます。

お前たちの新月祭や、定められた日の祭りをわたしは憎んでやまない。それはわたしにとって、重荷でしかない。それを担うのに疲れ果てた。お前たちが手を広げて祈っても、わたしは目を覆う。どれほど祈りを繰り返しても、決して聞かない。お前たちの血にまみれた手を洗って、清くせよ。悪い行いを私の目の前から取り除け。悪を行うことをやめ善を行うことを学び裁きをどこまでも実行して搾取する者を懲らし、孤児の権利を守りやもめの訴えを弁護せよ
【新共同訳イザヤ書1章14-17】

神様に喜ばれる主の祝祭日とはどのようなものなのか、改めて考える一日となりました。
今日は、そんな一日なのでした。